筐体を掃除している時、ステアのシャフトの下の方に何やら黄色いものを発見…。固まったグリスかな?と思ったのだが、マニュアルの展開図と照らし合わせてみると、どうやらステアの回転を止めるストッパーラバーらしい。取り出してみたら完全に砕けてボロボロ。
そういえば、フェイントや維持を入れたときシャフトからカンカンと金属音がしていたが、これが原因か。ストッパーラバーがないとシャフトを傷める可能性大なので交換する。
しかしながら、ストッパーラバーを交換するのは結構面倒くさい。ステアシャフトに付いているベルトプーリーが邪魔をして、ステアユニットを完全に分解しないと交換できない構造になっているのだ。う~ん、ストッパーラバーは消耗品なのに、こういう設計はちょっと問題有りな気がする。
ストッパーラバー調達
ボロボロの破片からウレタンゴムと推測。ウレタンは長期間使用すると加水分解してボロボロになるらしい。
大きさは破片からたぶん内径12mm、外形25mm。MonotaRoというサイトで販売しているのを発見したので発注した。長さ25cmで価格は587円。
が、その後セガロジに問い合わせたら部品の在庫あるという事なので、セガロジにも正規部品を発注。価格は550円。
これが入手した部品…ストッパーラバー
短い方が純正部品。透明度が違うけど、材質はやっぱり同じウレタンのようだ。長い方は切る必要があるが価格的にはお得かな。
ステア分解
まず筐体からステアユニットを取り外す。配線コネクターを外し、四隅のネジと下部の2本のネジを外すと手前に引き抜ける。かなり重さがあるので注意。尚、このネジは星型の「いじり止めトルクスねじ」という特殊なネジなので、「いじり止めトルクスレンチ」という工具が必要。レンチのサイズはT40。
続いてユニットからステアリングを取外し、ユニット裏側のボルト4箇所を外しハンドルメカ部分を分離する。これ以降ボルトはどれも固めに締めてあるのでモンキースパナでは外すのに苦労するかもしれない。ソケットレンチ等があると便利。ボルトのサイズは13mmと10mmの2種類。
外したハンドルメカ部…ASSY Handle Mecha(SPG-2500)
ストッパーラバーの取付け場所を確認。赤丸の部分。
更にモーター、ベルト、シャフト全て取り外す。ボルトを順番に外していくだけなので作業自体は難しくない。
分解完了…分解したハンドルメカ部
これでようやくストッパーラバーを取り付けできる。取付けたストッパーラバー
後はもと通りに逆に順番で組み付けて完了。作業時間は2時間ちょっとかかった。
つづく