不定期攻略記 2017年02月



ゴーストバックアップのお話

2017年02月18日(土)
T/MT old 15連

旧コースをぼちぼち継続アタック中。なかなかプレイする時間が取れず進歩しない。とりあえず15連更新したけど、あちこち色々ズタボロだ。

さてさて話は変わってゴーストのバックアップのお話。ゴーストはチヒロのDIMMメモリに保存され、電源を落としてもリチウムイオンバッテリーにより72時間は保存される。しかしゲームセンターと違い、自宅に筐体があっても毎日プレイする訳ではないので一週間もすると消えてしまう。海外のサイトを見ていると、バイク用の鉛蓄電池を接続して保存時間を大幅に伸ばしている記事もあったりする。私も導入してみようかと思ったりしたけど、もっといい方法を見つけた。チヒロのDIMMメモリの内容をパソコンにダウンロードして保存する方法だ。

最近気が付いたのだが、ネットブートで使うトライフォースツールズのソースをよく見てみたら、DIMMメモリへアクセスする関数が定義してあった。今まで気が付かなかったのも我ながらどうかと思うが、パイソンというなじみのない言語だったし、そもそもトライフォースツールズはブート専用のツールだと思っていたので見逃してきたのでした。

早速コードを書き足して試してみたら、あっさり512MBのDIMMメモリ全体のデータをパソコンに落とすことが出来た。予備機のチヒロを立ち上げて落としたデータをアップロードしてみると、狙い通りゴーストが保存されている。オマケでハイスコアも。一応これだけで目的達成であるが、メモリ全体を落とすのは時間もかかって効率が悪い。で、落としたデータをダンプエディタで調べてみると、先頭から約480MBはゲームプログラムでGD-ROMのデータと完全に一致する。これはプレイを重ねても不変である事が判明。という事は残りの約30MBの領域にゴーストやハイスコアのデータが記録してある訳で、この部分だけダウンロードすればOKのはずだ。コードを書き直してテストしてみると上手く動いてくれた。これなら短い時間でダウンロードできるのでストレスにならない。アーケード版のアウトラン2SPをプレイする上で長年の懸案だったが、ようやくゴーストが消える恐怖から解放された。

それから更にデータを詳しく解析してみると、ゴーストが保存されている詳細なアドレスも大体分かってきた。どうやらステージゴーストを個別に保存しアップロードする事も可能っぽい感じだ。例えば3Cの左ゴーストだけ入れ替えるとか。

ただ、GD-ROMには国内版と海外版がありゲームプログラムのサイズが微妙に違う。またチヒロのメモリも512MBと1GBがあり、これまた対応するプログラムサイズが微妙に違う。512MBのチヒロでテストしているので1GBのチヒロで正常に動かどうか、また海外版での動作も検証してみないと分からない。

今後安定して動作することが確認できればツールを公開予定。まあ、今となってはあまり需要無いかもしれませんが。^_^;

それからBTTAさんに海外版のSPを寄贈しました。稼働して頂ければ、我が家からSPがある一番近いゲームセンターになります。

以下、今日の更新結果。
T/MT
旧15連 13'14"609 → 13'14"443(-166)