筐体ゲット編

アウトランではないけど中古筐体をゲット。当初の予定ではハンドルユニットさえゲット出来れば、後はフレーム等自作して適当にプレー環境を整えようと思っていたが、筐体がゲット出来るのならそれに超した事はない(ただし設置には頭を悩ませるけど)。価格もぎりぎり手が出る範囲だったので購入に踏み切った。
ゲットしたのはセガの「Emergency Call Ambulance」。救急車で人命を助けるマイナーなゲームだ。このゲームはニュータウンでOR2SPの隣に並んでいた事があって数回プレーした事があるけど、ステアやシフト等の操作系はOR2SPと同じ。なので中身を入換えれば使えるのではと判断した訳だ。価格は送料込みで9万円。高額だしデカイし重いし一瞬迷ったがポチッと購入決定。もしも置き場所等で持て余すようなら、最悪使えるパーツだけ取り外して後はくず鉄屋さんに処分してもらう事も出来るし。

モニタの問題

購入決定後このゲームのマニュアルをネットで見つけ読んでいたら、このゲームに使われているモデル3というシステムは、映像の水平同期信号が24kHzである事が判明。アウトラン2は31kHzなのでモニタが使えない?これは結構ショック。しかしよーくマニュアルを読んでいくと、どうやら出荷ロットによって搭載されているモニタが15~24khz用と15~31khz用と2種類あるらしい。なので運が良ければ使える可能性もあるという訳だ。

で日曜日、遥か関西から大きなトラックに乗って到着。いきなり自宅へは運び込めないので職場に運んでもらった。重量260kg、さすがに重くて降ろすのも一苦労だ。
さて状態だが思っていたより結構痛んでる。よく見ると「Dirt Devils」というステッカーも貼ってあって、これはコンバート筐体?Dirt Devilsというゲームは見た事も聞いた事も無いのでどんなゲームなのかよく分からないが、コンバート筐体という事だとモニタの件は望み薄だ。モニタの背面パネルを外して確認してみると、やっぱり型番は200-5242-24-04で残念ながら24khzのモニタだった。

さて、どうしよう。31kHz対応モニタは中古で2~3万円くらい。新品ならアールエスという会社が64,300円で販売している。でもどうせなら軽くしたいな~という事で液晶に換装してみようと思う。液晶は地デジ搭載の26~32型のテレビが今だと3~4万円台。ほとんどのテレビにRGB入力端子が付いているのでモニタとして使える。ただし今度は逆に24kHzには対応していないのでモデル3のゲームが出来なくなってしまうが、でも地デジは映るし(我が家はまだアナログ)軽くなるし一石二鳥だ。

筐体の重さ

液晶に換装と決めたのでモニタ等不要パーツを取り外してみる。ついでに重さも量ってみた。
外した不要パーツは以下の通り。

合計110kg。もともとは260kgだから、260-110=150kg。かなり軽くなった。これにchihiroと液晶を組み込む訳だから、最終的には160~170kgくらいになる予定。
尚、必要なパーツの重さも量ってみた。

バラバラにすれば自宅の自室まで何とか運び込めそうな感じだ。ベースはさすがに重いけどキャスターが付いてるし、部屋の入り口とか狭いところは縦に立てかければたぶん何とか…。(結局、自室は諦めて職場に隅に設置。)

痛んでいる箇所

最も心配していたステアシャフトは無事だった。欠け割れひび等全く無く良好。ステアリング裏側の樹脂の部分に小さなひび割れがあるけど、これはたぶんこれ以上はひどくならないと思う。それからステアの回転を止めるスットパーラバーが割れて破損している。このままだとシャフトを痛めかねないのでこれは補修が必要。シフトレバーは左右にかなり遊びがあって、内部が結構すり減っている感じ。まあでも動作自体に問題は無い。アクセル、ブレーキは共に良好。

筐体そのものは傷や汚れ多数。何度か分解運搬等したようでネジやボルトがあちこち欠品。モニタフレームを固定している右側の太いボルトも2本不足していて、モニタの重さでフレームが1cmほど下に沈み込んでいたり(バラした時、でかいスパナとプライヤーでどうにか歪み修正)、ベースのキャスターと固定具が曲がっていたり、コインボックスに大きなへこみがあったり。
でも一応致命的なダメージは無いのでこのまま整備して使ってみるつもりだ。

つづく